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犬の散歩に革のリードがいい理由

この記事でお伝えする内容
  • 革のリードがいい理由
  • 革のリードの弱点
  • 革のリードの選び方と手入れ
目次

犬の散歩に革のリードがいい5つの理由

  • 握っても手が痛くならない
  • 引っ張る犬でも切れにくい
  • 壊れても修理して使い続けられる
  • 手入れをすれば10年使える
  • 使うほど手になじむ

革のリードは3,000円台から4万円台まであり、ナイロンのリードの数倍の値段です。値段の差に見合う理由が5つあります。

握っても手が痛くならない

ナイロンやロープのリードは、犬が急に走り出したときに手のひらをこすります。細いひもが手に食い込み、ひどいときは皮がむけます。

革のリードは表面が滑らず、握った手に食い込みません。厚みが3〜5mmあり幅も10mm以上あるので、引かれた力が手のひら全体に分かれます。職人が作る革リードの厚みは3〜5mmです。

大型犬を2頭引く人が、ナイロンから革に替える理由は手の痛さです。細いひもで20kgの犬に引かれる痛みは、幅と厚みのある革では起きません。

引っ張る犬でも切れにくい

革が切れる心配は、実際にはほとんどありません。先に壊れるのは革ではなく金具です。長く使ったリードで傷むのは革ではなくナスカンで、革の工房が修理で受けるのも金具の交換が中心です。

強度を数値で公表しているブランドがあります。

ブランド耐荷重
仙一犬具製作所大型犬用リードのナスカンは耐荷重137kg。犬は体重の3倍の力で引くので40kg以下の犬で使用
COLINATE破断耐荷重130kg以上(中型〜大型犬用)、220kg以上(大型〜超大型犬用)。第三者機関で試験
Woodfield Leather Studio第三者機関の試験で適用体重16kgまでの強度
Wan-Dax Dog Goods耐荷重 約3kg/約5kg/約10kg(幅と厚みごと)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

切れにくさは革の厚みと作りで決まります。手縫いの2枚革は糸が1か所切れてもほつれが広がりません。引きの強い犬なら、幅15mm以上で厚み4mm前後の2枚革が目安です。

壊れても修理して使い続けられる

ナイロンのリードは切れたら買い替えです。革のリードは金具の交換と縫い直しができるので、壊れても同じリードを使い続けられます。

ブランド修理の保証と料金
Goto-tomorrow永久修理保証。糸のほつれは無償。噛みちぎりは一律3,300円。ナスカン交換1,100円
仙一犬具製作所6か月の保証書付き。期間内の通常使用でのほつれは無料。ステッチ再縫製1,650円〜、ナスカン破損660円〜
Woodfield Leather Studio購入1年以内はナスカン交換980円、持ち手の作り替え2,990円、本体の作り替え5,980円
FiveDropsナスカン交換は1か所1,000円程度
サクラ犬具製作所ヌメ革ベルト交換2,700円〜、カシメ打ち直し500円
COLINATE何度でも無料でレザーケア(クリーム塗布と金属磨き)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)。送料は別

修理の中でいちばん多いのは金具の交換です。ナスカンは消耗品で、革より先にへたります。金具だけ替えれば革は使い続けられるので、1本のリードを何年も使えます。

手入れをすれば10年使える

「10年リード」という商品名の革リードがあります。栃木レザーの1枚革で13,200円、永久修理保証付き(Goto-tomorrow 10年リード)。10年は手入れをしながら使う前提の年数で、放っておいて10年もつリードではありません。

本革の寿命は10年以上で、手入れ次第で20年以上使えます。ナイロンのリードに10年の寿命はありません。

どちらも条件は同じで、手入れと点検を続けることです。濡れたら拭いて乾かし、金具とステッチを散歩前に見る。手入れを怠った革はひび割れて切れます。

使うほど手になじむ

新品の革リードは硬く、握ると角が手に当たります。使ううちに柔らかくなり、握った形に革がなじみます。使い始めに全長の3〜8%ほど伸び、伸びたあとは一定の長さに落ち着きます。

植物タンニンでなめしたヌメ革は、白っぽい色から飴色に変わっていきます。ナイロンのリードは古くなるだけですが、革のリードは使った年数が色に残ります。

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革のリードの弱点は雨と重さと噛む犬

  • 雨の日は別のリードを使う
  • 小型犬には重すぎる幅がある
  • 噛む犬は下30cmをチェーンにする

革のリードの弱点は3つで、雨と重さと噛む犬です。3つとも買う前に分かっていれば避けられます。

雨の日は別のリードを使う

革の最大の敵は水です。ヌメ革は水を吸うとシミになり、乾くと硬くなって形がゆがみます。油分が抜けた革はひび割れて裂けます。濡れた革と摩擦が重なると、白い被毛に色が移ることもあります。

雨の日の扱いは工房ごとに分かれます。

ブランド雨の日に使えるか
Wan-Dax Dog Goods「雨など濡れる状況下でのご使用は、極力お避け」。濡れたら柔らかい布で拭き、まっすぐ伸ばして陰干し
CITYDOG「水漏れにより破損する場合がございますので雨の日の使用はお控えください」
帝塚山ハウンドカム(ASHU)「雨の日のご使用や水濡れなどはお避け下さい」。水濡れ・洗濯不可
サクラ犬具製作所雨の日も使用できるが「濡れたまま放置すると、シミ、硬化、変形の原因」。「雨の日や川・海で遊ぶ日だけ耐水性のある犬具へ替える方法があります」
Goto-tomorrow「革の最大の敵は水」。濡れたら水分を拭き取り、直射日光の当たらない風通しの良い場所でゆっくり乾かす。ドライヤーや暖房器具は「厳禁」
くすのき犬具ウォータープルーフレザーのカフェリード(9,800円)は「雨の日のお散歩にも安心」。他の革は記載なし
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

「雨の日は使わない」と「使えるが濡れたまま放置しない」の2つに分かれますが、濡れた革をそのままにしない点は共通です。濡れた革をドライヤーやストーブで急に乾かすとひび割れの原因になります。

いちばん簡単な対策は、雨の日用にナイロンのリードを1本持つことです。ナイロンは濡れても拭けば済み、洗えます。革のリードは晴れた日だけ使えば、シミも硬化も起きません。雨の日も革を使いたいなら、ウォータープルーフの革を選ぶ手があります。

小型犬には重すぎる幅がある

革のリードは幅と厚みで重さが決まります。幅18mmで厚み5mmの革リードは200gあり、体重2kgの犬には体重の10分の1の重さです。首輪につないだリードの重さは犬の首にかかります。

ブランド幅×厚み重さ対応体重
Goto-tomorrow 丸革リードS9mm×3mm約70gチワワ、トイプードル、パピヨンなど
Goto-tomorrow 丸革リードM12mm×3mm約130g柴犬、ビーグル、キャバリアなど
Goto-tomorrow 丸革リードL18mm×5mm約200gコリー、秋田犬、セントバーナードなど
Goto-tomorrow 10年リード12mm×5mm(1枚革)約133g記載なし
free stitch ヌメリングリードS 8mm/M 12mm/L 15mm/LL 18mm80g/100g/120g/170gS〜2kg/M〜5kg/L〜15kg/LL〜25kg
Wan-Dax 本革製リード10mm×3mm/15mm×3mm約47〜55g/約80g耐荷重約3kg・5kg/約10kg
oide 10mm幅10mm記載なし「3kg前後。大人しいわんちゃんでも5kgまで」
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

体重5kg以下の犬なら幅8〜10mmで厚み3mm前後、重さ50〜80gが目安です。超小型犬用のリードは金具も小さく軽いものが付いています。幅12mm以上の革リードは持ち手も太くなり、手の小さい人には握りにくくなります。

逆に幅10mmの細いリードを大きい犬に使うと、革より先に小さいナスカンが持ちません。犬の体重に合った幅を選び、小型犬に大型犬用の幅を「丈夫だから」と選ばないことです。

噛む犬は下30cmをチェーンにする

革のリードは噛まれると裂けます。噛みは革リードの破損の原因でいちばん多く、噛んだ跡があると保証の対象外になります。

ブランド噛まれたときの扱い
Goto-tomorrow噛みちぎりの修理は有償で一律3,300円。噛みちぎられた丸革リードは、繋ぐより「噛みちぎられた部分にナス管をつける」ショートリード化を推奨
COLINATE「破損にて最も多い原因は、ワンちゃんが革を噛んでしまうことです」。噛み痕があると保証は適用されない。使用後は犬の近くにリードを放置しない
仙一犬具製作所保証期間内でも「犬が噛んでしまったなど」は有償修理。ステッチ再縫製1,650円〜
FiveDrops「噛んでしまう下の部分だけチェーンにしてしまうこと。小型犬でしたら、下から30㎝までチェーンにすれば、リードを噛まれる心配はありません」(ステンレスチェーン)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

噛む犬に革を使うなら、首輪側の下30cmをステンレスチェーンにしたリードを選びます。犬が口を届かせられるのはリードの下のほうだけで、チェーンは噛めません。持ち手側は革のままなので、手に当たる部分の感触は変わりません。

散歩のあとにリードを犬のそばに置いておくと、留守中に噛まれます。使い終わったら犬の届かない場所に掛けるだけで留守中の噛みちぎりは防げます。噛みちぎられたあとは、ちぎれた部分にナスカンを付け直してショートリードにする修理が繋ぎ直すより強度が出ます。

革のリードは長さと幅と金具で選ぶ

  • 長さは散歩なら100cmから120cm
  • 幅は犬の体重で決める
  • 金具は亜鉛かステンレスか真鍮か

革の色や革の種類は好みで決めて構いません。犬に合わないと使えないのは、長さと幅と金具の3つです。

長さは散歩なら100cmから120cm

革リードの全長には持ち手の20〜30cmが含まれます。全長100cmなら、手から犬までは約80cmです。犬を足元につけて歩道を歩く散歩なら、100〜120cmで足ります。

ブランド長さの選択肢
仙一犬具製作所100〜130cmを10cm単位。大型犬用は60cmのショートリードも
Goto-tomorrow 丸革リードS 100cm、M・L 110cm。10年リードは約122cm(持ち手約31cm)
free stitch ヌメリングリードS・M・L 120cm、LL 100cm。大型犬用ショートリードは60cm
FiveDrops30cmのショートから150cmまで。「8割ほどのお客様が100㎝を選ばれています」
Woodfield Leather Studio100/110/120cm(持ち手約20cmを含む)
oide50〜150cmを10cm刻み。ショート60〜80cm、ミドル90〜110cm、ロング120〜150cm
犬の首輪屋てるべる90/100/110/120cm
COLINATE60cm、120cm、210cm(ダブルフック)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

工房の標準は100〜120cmに集まっています。注文の8割が100cmという工房もあります。長いリードは余った分を手に巻いて持つことになり、革は巻くと重いです。

60cmのショートリードは大型犬を体の横につける用で、小型犬には短すぎます。150cm以上のロングリードは訓練や広い場所用で、普段の散歩には長すぎます。散歩用に1本買うなら100〜120cmで、迷ったら注文の8割を占める100cmです。

幅は犬の体重で決める

幅は見た目ではなく犬の体重で決めます。各工房が公式に示している対応体重は、同じ幅でも工房によって数値が違います。

スクロールできます
ブランド対応体重
free stitch8mm/12mm/15mm/18mm〜2kg/〜5kg/〜15kg/〜25kg
Wan-Dax Dog Goods10mm/15mm耐荷重約3〜5kg/約10kg
oide10mm/15mm/18mm/24mm5kg以下/中型犬/中〜大型犬/大型犬
犬の首輪屋てるべる12mm/15mmおよそ7〜8kgまで/およそ15kgまで
Woodfield Leather Studio8mm/10mm小型犬(10kg以下)
サクラ犬具製作所16mm/24mm約15kgまで/中・大型犬
帝塚山ハウンドカム(ASHU)12mm/15mm〜20kg/〜45kg
仙一犬具製作所10mm/15mm/20mm小型犬/中型犬/大型犬(40kg以下)
FiveDrops10・12mm/15mm/18・20mm小型犬〜中型犬/全犬種/中型犬〜大型犬
COLINATE13〜20mm中型犬〜超大型犬
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)。単位は各社の表記に合わせた

15mm幅の対応体重が、工房によって10kgから45kgまで開いています。幅が同じでも、厚みと金具で強度が変わるからです。厚み2mmの15mmと厚み4mmの15mmは別物です。

体重で見た目安は、5kg以下なら8〜10mm、5〜15kgなら12〜15mm、15kg以上なら18〜20mmです。20kgを超えて引きの強い犬は、幅20mmに加えて厚み4mm以上の2枚革を選びます。幅10mmの細いリードは革自体は大型犬でも持ちますが、10mmに付く小さいナスカンが大きい犬に長くは耐えません。

金具は亜鉛かステンレスか真鍮か

先に壊れるのは革ではなく金具です。ナスカンの素材は3つに分かれ、強さと見た目と値段がそれぞれ違います

スクロールできます
素材特徴採用している工房
亜鉛ダイカスト銀色でいちばん一般的。安い。FiveDropsの標準金具FiveDropsGoto-tomorrow 10年リード(ダイキャスト・ニッケルメッキ)
ステンレス「強度は最強。安心して使用できるのでお勧め。金額は高め」。FiveDropsは+1,100円FiveDrops
真鍮(無垢)金色で、使ううちにくすんでアンティーク色になる。評価は工房で分かれる。FiveDropsは「耐久性では3種の中で一番弱い」、oideは「鉄ほどの強度は持たないまでも、衝撃での破断の心配が少ない」、COLINATEは「亜鉛合金では耐えうることができない状況にも対応」仙一犬具製作所(耐荷重137kg)、サクラ犬具製作所oideCOLINATEくすのき犬具(ナスカン以外の金具が真鍮)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

引きの強い犬ならステンレスか、大型犬用の大きい真鍮無垢を選びます。真鍮は色が変わっていくのが持ち味で、革の飴色と一緒に育ちます。小さい豆レバーナスカンは軽くて見た目がいい反面、壊れる頻度が高くリードには向きません。

素材と別に、形式も3つあります。レバーナスカン、鉄砲ナスカン、カニカンです。カニカンは外れにくい代わりに着けにくく、ナスカンは着けやすい代わりに何かのきっかけで外れます。どの形式にもロック機能はなく、ナスカンは消耗品です。散歩前にバネの戻りとガタつきを見て、へたったら革より先に交換します。

革のリードは濡れたら拭いて陰干しする

  • 濡れたら乾いた布で水気を取る
  • ドライヤーや直射日光で乾かすと革が硬くなる
  • 乾いて硬くなったら保革クリームを薄く塗る

手入れといっても、毎日やることはありません。濡れたときに拭いて陰干しする。革のリードの手入れは、ほぼ濡れたあとの扱いで決まります。

濡れたら乾いた布で水気を取る

散歩から帰ったら、乾いたタオルで叩くように水気を取ります。こすると染料が落ちて色ムラになります。金具も一緒に拭きます。水が残るとサビます。

メーカー・団体濡れたときの扱い
日本タンナーズ協会「乾いたタオルで叩くようにして水気を除き、風通しの良い場所で陰干しします」
コロンブス「風通しの良い日陰で乾燥させます」。完全に乾いたらクリーナーで汚れを落とす
Goto-tomorrow「濡れた部分の水分をきれいに拭き取る」「直射日光の当たらない、風通しの良い場所で時間をかけてゆっくりと湿気を抜く」
サクラ犬具製作所「乾いた布で水分をやさしく拭き取り、風通しのよい日陰で乾かします」
Wan-Dax Dog Goods「柔らかい布で軽く全体をふき取った後、まっすぐに伸ばした状態で陰干しし、完全に乾いてからお使いください」
oide「雨や水没により革の内部まで水が染み込んでしまった時は、形を整えた後自然乾燥」
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

拭いたあとはまっすぐに伸ばして、風の通る日陰に掛けます。丸めたまま乾かすと曲がった形で固まります。泥は濡れているうちにこすらず、乾いてからブラシで落とします。水洗いはしません。

乾くまでは使いません。濡れたまま使うと形がゆがみます。濡れたまま袋や玄関の隅に置くとカビが生えます。カビは水分と汚れを栄養にして増えるので、乾かすことと汚れを落とすことがカビ止めです。

ドライヤーや直射日光で乾かすと革が硬くなる

早く乾かしたくなりますが、ドライヤー、ストーブ、直射日光は使いません。急に熱を当てると革の油分が抜けて繊維が縮み、乾いたあとに硬くなってひび割れます。ひび割れた革は修理できません。

メーカー・団体熱と日光
日本タンナーズ協会「濡れた革は熱に弱いので、ストーブやヒーターなど高温には絶対近づけないようにしましょう」
コロンブス「直射日光は革を傷める原因になります」
Goto-tomorrow「ドライヤーや暖房器具を使い急激に乾燥させることは厳禁」。ひび割れの原因
サクラ犬具製作所「ドライヤーの熱風やストーブの近くなど、急激な乾燥は避けます」
Wan-Dax Dog Goods「直火やドライヤーなどの使用は、絶対にお避け下さい」。必ず陰干しの上、自然乾燥
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

直射日光はもう1つ困ることがあります。ヌメ革は紫外線で色が急に濃くなり、当たった面から焼けてムラになります。飴色に育てたいなら、日光は散歩のときに少しずつ当てるものです。

乾かす場所は、風の通る室内の日陰です。時間をかけて乾かした革は硬くなりにくく、急がせた革はひび割れます。

乾いて硬くなったら保革クリームを薄く塗る

クリームは毎日塗る必要はありません。毎日散歩で使う革には手の脂と犬の皮脂が移るので、油分は足りています。新品にもすぐには要りません。塗るのは濡れて乾いたあとに硬くなったときと、触ってかさかさしてきたときです。

塗り方はごく少量を指か柔らかい布に取り、全体に薄く均等にすり込むだけです。量が多いと色シミと色ムラになり、革の色が濃くなります。初めて使うクリームは持ち手の内側で試して、色の変わり方を見てから全体に塗ります。

用品特徴
ミンクオイル(Goto-tomorrow)出荷前に薄く塗っている。「ごく少量を手の指もしくは柔らかい布に取り、全体にごく薄く均等にのばすようにすり込んで下さい」。多量に使うと色シミやムラ
蜜蝋ワックス(oide)ニートフットオイル・蜜蝋・青森ひば油を調合した天然素材。「オイル分が抜けてきましたら」塗り込む。クリーナーやオイルで色味が濃くなる場合がある
ヌメ革専用クリーム(コロンブス)「無溶剤、無臭の乳化性クリームで、ヌメ革に潤いを与えしなやかにします」。UVカット機能とカビ止め剤配合。「少量クロスに取り、薄く均一に塗り伸ばします」
栃木レザーオリジナルレザークリーム栃木レザー公式アンテナショップの専用クリーム。油分を含むため色が濃くなる可能性あり
専用ワックス(サクラ犬具製作所)「新品の革首輪は、基本的にすぐワックスを使う必要はありません」。専用ワックス2個セットを販売
レザーケア(COLINATE)購入者は何度でも無料。ケアクリームの塗布と金属磨きをして返送(送料は元払い・着払い、2週間ほど)
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)

クリームを塗ったあとは乾いた布で余分を拭き取ってから使います。乾いた革に防水スプレーをかけておくと、次に濡れたときのシミと色移りが減ります。散歩前の点検はクリームより大事で、金具の動きとステッチのほつれを見るのが革を長持ちさせるいちばんの手入れです。

革のリードは手入れをすれば長く使える

  • 毎日使う革にオイルは要らない
  • ひび割れと金具のゆるみを散歩前に見る
  • ナスカンは消耗品なので早めに交換する

革のリードを長く使う手入れは、油を塗ることではありません。散歩前に見て、金具を替えることです。革は10年もちますが、金具は10年もちません。

毎日使う革にオイルは要らない

毎日散歩に使っている革には、握る手の脂と犬の首に触れる皮脂が移ります。毎日使う革は使うこと自体が油分の補給になっていて、上からオイルを足す必要がありません。工房は出荷前に薄くオイルを塗って渡しているので、新品にも塗りません。

塗りすぎは逆に革を傷めます。多量のオイルは色シミとムラの原因で、一度ついたシミは取れません。

オイルの出番は2つだけです。雨に濡れて乾いたあとと、触ってかさかさしてきたとき。毎日使うかぎり、塗らなくて済みます。

ひび割れと金具のゆるみを散歩前に見る

革リードで事故になるのは、革が切れることより金具が外れることと縫い目がほどけることです。どちらも壊れる前に目で分かります。見るのは散歩に出る前の10秒で足ります。

見る場所異常のサイン
ナスカン曲がりや開きがないか。可動部が自然に動くか。バネの戻りが鈍い、すき間やガタつきが大きい
ナスカンの根元革の折り返しのステッチがほつれていないか。糸が1本でも切れていないか
革の本体折り曲げたときに深く開くひび、切れ込み、極端に薄くなった部分がないか
持ち手の縫い目とカシメ部品同士にすき間ができていないか。ぐらつかないか
地面に触れる部分擦れ、ほつれ、噛み跡がないか
サクラ犬具製作所・仙一犬具製作所・Goto-tomorrow・帝塚山ハウンドカムの公式サイトの注意書きをもとに整理(2026年9月確認)

工房の注意書きは揃っています。「ナスカン取り付け部分のホツレや糸切れは、放っておくと大きな事故につながりかねません」仙一犬具製作所)。「金具やステッチは消耗します、ご使用前に必ず金具やステッチの消耗をご確認ください」(Goto-tomorrow)。「毎日、ご使用前に傷や破損などがないかご確認ください」(帝塚山ハウンドカム)。

異常を見つけたら、「次の散歩までは大丈夫」と考えずに予備のリードに替えますサクラ犬具製作所)。深いひび割れの革は修理できず、買い替えです。ステッチのほつれと金具は修理できます。

ナスカンは消耗品なので早めに交換する

ナスカンは開け閉めのたびにバネと軸が擦れ、革より先にへたる消耗品です。壊れてから替えるのではなく、動きが鈍くなった時点で替えます。散歩中に折れたナスカンは、犬が道路に出る事故に直結します。

ブランドナスカンの扱いと交換費用
仙一犬具製作所「ナスカンは消耗品です、破損する前に定期的に交換される事をお勧め致します」。交換660円〜
FiveDrops「長く使用していると、リードの革部分ではなく金具が先にいたんできます」。交換は1か所1,000円程度
Goto-tomorrowナス管交換1,100円。永久修理保証の対象
Woodfield Leather Studio購入1年以内はナスカン交換980円
COLINATE60cmリードは購入から5か月のナスカン・カシメ部品の破損保証
犬の首輪屋てるべるナスカン外れ防止用の二重フック600円(単体使用は不可)
サクラ犬具製作所外れ対策のカラビナナスカンや脱落防止の特殊ナスカン(USA製)に変更できる
各社公式サイトの記載(2026年9月確認)。送料は別

交換の費用は660〜1,100円で、リードを買い替えるより安く済みます。1本の革リードを10年使う人は、金具を何回か替えながら革を10年使っています。

外れやすいのが心配なら二重フックを足すか、カニカンやカラビナ型に替える手があります。ナスカンにロック機能はなく、犬の動きと偶然が重なると外れます。外れにくい金具は着けにくい金具です。朝の散歩で毎回もたつくなら、普通のナスカンを早めに替えるほうが続きます。

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