留守番がつらい犬が見せるサイン
- 出かける支度で落ち着かなくなる
- 出かけて数分で鳴き始める
- ドアや窓のまわりをかじる
- 留守中に体が震える
- 留守中にハアハアと息が荒くなる
- よだれを垂らす
- 前足をなめ続ける
- 同じ所をぐるぐる回る
- 留守中に吐く
留守番がつらい犬は、ひとりにされるとパニックに近い強い不安を感じています。サインは飼い主が出かける前から始まり、多くは出かけてから15〜30分のうちに強く出ます。
吠える・物を壊すといった目立つサインのほかに、震え・ハアハア・よだれ・前足をなめる・同じ所を回る・吐くといった見逃しやすいサインがあります。どのサインも、飼い主が家にいるときにはふつう出ません。
出かける支度で落ち着かなくなる

靴をはく・鍵を持つ・ドアへ向かうといった支度を見ると、犬は飼い主が出かけることを先に察します。化粧をする・コートを着る・かばんを持つのも、犬にとっては出かける合図です。
支度の間に見られるのは、部屋を歩き回る・ハアハアする・クンクン鳴く・震えるといった様子です。出発が近づくと固まって動かなくなる犬もいます。出かけるのを止めようとする犬や、出かける前から沈んで見える犬もいます。
出かける支度で見られる行動
いつもの支度で歩き回る
いつもの支度でクンクン鳴く
いつもと違う支度で歩き回る
いつもと違う支度でクンクン鳴く
留守番に問題のある犬762頭の調査(de Assis 2020)
留守番に問題のある犬762頭の調査では、いつもの支度で歩き回る犬が40%いてクンクン鳴く犬は37%いました。いつもと違う支度では歩き回る犬が46%に増え、クンクン鳴く犬も42%に増えました。
家の中で飼い主の後をついて回るだけなら、留守番がつらいとは限りません。後追いをする犬が分離不安になりやすいわけではありません。分離不安の犬を調べた研究では、支度の合図への不安・極端な後追い・帰宅時の大げさな出迎えの3つがほかの問題と見分ける手がかりになりました。
犬は何年もかけて、支度の合図と長い留守を結びつけて覚えています。合図を見ても落ち着いていられるようになるには、何週間もの練習が必要です。
出かけて数分で鳴き始める

留守番に問題のある犬を録画した研究では、飼い主が出かけてから鳴き始めるまで平均3分ほどでした。物を壊し始めるのは、平均7分ほどたってからです。
留守中の鳴き声
飼い主が外に出たあとに鳴く
1時間以上の留守で「よく」か「いつも」鳴く
留守番に問題のある犬762頭の調査(de Assis 2020)
鳴き声は出かけた直後がいちばん多く、時間がたつと部屋を歩き回ったりドアの方を向き続けたりする行動に変わっていきます。762頭の調査では、飼い主が外に出たあとに鳴く犬が68%いました。1時間以上の留守で「よく」か「いつも」鳴く犬は59%で、サインの多さは鳴き声・物を壊す・粗相の順でした。
留守番のつらさから来る吠えや遠吠えは、しつこく続きます。ひとりになったこと以外にきっかけが見当たらないのが特徴です。見慣れない物や外の音に反応して吠える犬は、飼い主が家にいるときも同じように吠えます。
鳴き方にも違いがあります。怖がりの犬はクンクン鳴いて吠えない傾向があり、要求の強い犬はよく吠えてドアをひっかく傾向があります。雷や工事の音を怖がる犬は分離不安も持っていることが多く、音を怖がる犬が分離不安を持つ確率は88%でした。
留守中の鳴き声は、飼い主が家にいる間は聞こえません。近所の人から言われて初めて気づくことも多いサインです。
ドアや窓のまわりをかじる

かじるのは、飼い主が出て行った出入り口のまわりです。ドアの枠や窓の下枠をかじったり、ドアや出入り口の床を掘ったりします。
飼い主が出たあとに壊された場所
ドアや窓やケージをかむ・ひっかく
ドアを壊した
閉まった玄関のドアを壊した
ドアが開く側の枠
ドアノブのまわり
ドアが開く場所の床
留守番に問題のある犬762頭の調査(de Assis 2020)
762頭の調査では、ドアを壊した犬が19%いて閉まった玄関のドアを壊した犬も16%いました。壊された場所は、ドアが開く側の枠が12%・ドアノブのまわりが7%・ドアが開く場所の床が7%です。飼い主が出たあとにドアや窓やケージをかんだりひっかいたりする犬は30%でした。
壊し方は、爪で出口をひっかくものと口で家の中の物をかむものに分かれます。飼い主のにおいがする物に特に向かうわけではありません。
留守番のつらさから来るかじり方は、飼い主が家にいるときにはふつう起きません。若い犬は飼い主がいてもいなくてもかじります。退屈でかじる犬は、ふつう不安そうには見えません。
ドアや窓を掘ったりかじったりするうちに、歯が折れたり前足に切り傷やすり傷ができたりします。爪を傷めることもあります。かじった物を飲み込むと、命に関わる異物になることもあります。
帰宅後に壊した跡を見て叱ると、犬は次の外出のときに飼い主が帰ってきたらどうなるかを不安に思います。次の外出への不安が増え、かじり方も吠え方もひどくなります。
留守中に体が震える

体の震えは、恐怖にも不安にも見られるサインです。不安を感じている犬は震えと一緒にしっぽを下げるか巻き込み、耳を後ろに倒します。白目が多く見えたり、体勢が低くなったりもします。
震えは留守中だけでなく、出かける支度の間から始まることもあります。ハアハア・歩き回る・よだれと一緒に出ることも多いサインです。
全身の震えで受診した犬198頭の原因
- 中毒 46%
- 原因の分からない震えの病気 25%
- 血液のカルシウム不足 7%
- そのほかの病気 22%
Liatis 2025(J Vet Intern Med)
震えには体の病気が原因のものもあります。全身の震えで受診した犬198頭の原因は、1位が中毒で46%でした。2位は原因の分からない震えの病気で25%、3位は血液のカルシウム不足で7%です。中毒の症状は、ふつう毒になる物を口にしてから24時間以内に出ます。
チョコレートを食べると6〜12時間で吐く・下痢・落ち着かないといった症状が出て、震えやけいれんに進むことがあります。ぶどうやレーズンでも6〜12時間で吐いたり下痢をしたりして震えも出ます。1〜3日で腎不全になり、多くが死に至ります。留守中にごみ箱や食べ物をあさったあとの震えは、不安ではなく中毒のことがあります。
留守中にハアハアと息が荒くなる

犬は汗をかく場所が足の裏にしかないので、体を冷やすにはハアハアと息をするしかありません。暑い日や運動のあとのハアハアは、ふつうの体温調節です。
不安や恐怖を感じたときも、犬は呼吸が速くなります。よだれが増えたりお腹の調子が悪くなったりするほか、姿勢を低くしてあくびや口のまわりをなめる行動も見せます。
休んでいるのに激しくハアハアしているのは、痛みのサインでもあります。中年から高齢の犬では、水をよく飲む・お腹がふくれる・ハアハアするといった症状が出るクッシング病もあります。
ゼーゼーと音のする苦しそうな呼吸は、不安ではなく病気のことがあります。喉頭麻痺では乾いたせきや声の変化が出て、ストレスがかかると呼吸が苦しくなります。心不全でいちばん多い症状は、せき・呼吸の苦しさ・少しの運動で息が上がることです。
熱中症の記録793件で多かった症状
過剰なハアハアなどの呼吸の変化
Hall 2021(Sci Rep)
部屋が暑ければ熱中症のこともあります。熱中症の記録793件では、いちばん多い症状が過剰なハアハアなどの呼吸の変化で69%でした。鼻の短い犬種は、涼しい日でもストレスや興奮だけで体温が上がりすぎることがあります。熱中症では皮膚が熱くなり、吐く・よだれ・速いハアハア・ふらつき・倒れるといった症状が出ます。
よだれを垂らす

よだれが増える原因には、恐怖・神経質・興奮があります。留守番がつらい犬は、ひとりの間にたくさんのよだれを垂らします。
粗相や物を壊すことによだれや支度のときの不安が一緒に見られるなら、しつけができていないのではありません。留守番のつらさが原因のしるしです。
よだれには体の病気が原因のものもあります。口や舌の炎症・口の中の異物・腫瘍・けが・のどの痛みのほか、薬や毒でもよだれが増えます。口の炎症では口臭が強くなり、よだれに血が混じることもあります。前足で口をかいたり、痛みで口の中を見られるのを嫌がったりします。
吐く前にもよだれが増え、熱中症でもよだれが出ます。よだれで口のまわりがぬれたままになると、唇や顔の皮膚が炎症を起こすことがあります。
前足をなめ続ける

前足を何度もなめたりしっぽをかんだりするのは、自分の体を傷つける行動です。ふつうよりずっと多く長くなめ続け、ほかのことをする時間がなくなるほど続くこともあります。
なめやすさには犬種の差もあります。ラブラドール・レトリバーは、前足の先のほうをなめすぎやすい犬種です。
なめ続けた手首には、硬く盛り上がった潰瘍ができます。どの年齢や犬種にも起きますが、大型犬に多い病気です。潰瘍に細菌が入るので、飲み薬と塗り薬の抗生物質が少なくとも6週間かかります。治っても再発しやすい病気です。
なめる原因には、体の病気もあります。環境のアレルギーは生後6か月〜3歳で始まることが多く、季節によって強くなります。かゆくなりやすいのは、足・顔・耳・前足・お腹です。5歳を過ぎてからなめ始めたときも、アレルギーが強く疑われます。
体の同じ場所をなめたりかんだりするのは、痛みのサインでもあります。以前に手首や足首をけがした犬が、けがをした所をなめ続けることもあります。
同じ所をぐるぐる回る

留守番がつらい犬は、決まった道すじを決まった形で歩いたり小走りしたりします。円を描いてぐるぐる回る犬もいれば、まっすぐ行ったり来たりを繰り返す犬もいます。飼い主が家にいるときには、ふつう見られない動きです。
ぐるぐる回る・歩き回る・しっぽを追うといった行動は、ストレスを感じたときに出る行動です。ふつうはすぐにおさまり、ストレスのもとがなくなれば消えます。何度も繰り返すなら、不安が続いているしるしです。
ひとりのときに落ち着きなく歩き回る
「よく」か「いつも」ある
留守番に問題のある犬762頭の調査(de Assis 2020)
歩き回る行動は、出かけてすぐよりしばらくたってから目立ちます。762頭の調査では、閉じ込められたときやひとりのときに落ち着きなく歩き回ることが「よく」か「いつも」ある犬が33%いました。
回り方によっては、脳や耳の病気のことがあります。いつも同じ向きに回る・首をかしげる・目が勝手に揺れるのは、脳や内耳の病気で見られる症状です。くるくる回る・空を見つめる・光や影を追うのは、発作など神経の病気のサインのこともあります。
高齢の犬では、認知機能の低下で同じ動きを繰り返すようになることもあります。ジャーマン・シェパードやブル・テリアは、くるくる回ったりしっぽを追ったりしやすい犬種です。
留守中に吐く

強い不安や恐怖は、お腹の調子を崩すことがあります。留守番がつらい犬は、不安から留守中に吐くことがあります。強い不安を抱えた犬は、留守中にふつう食べ物を口にしません。
吐いたのが嘔吐か吐き戻しかで、意味が変わります。嘔吐の前には、吐き気・よだれ・えずき・お腹の強い動きが見られます(MSD獣医マニュアル)。吐き戻しは力を入れずにすっと出てくるもので、消化されていない食べ物が筒の形で出てくることがあります。
嘔吐の原因は、胃腸の病気・腎臓や肝臓の病気・膵炎・神経の病気・刺激物や毒などさまざまです。1日に1〜2回より多く吐く・長く続く・血が混じる・お腹を痛がる・元気がない・熱がある・やせてきた、といった場合はくわしい検査が必要です。
留守中の物の壊し方
口でかんで壊す
留守番に問題のある犬762頭の調査(de Assis 2020)
留守中に物をかんで壊す犬は、762頭の調査で58%いました。かじった物を飲み込んで吐いていることもあるので、壊れた物や欠けた物がないかを見ると原因の手がかりになります。
吐いたあとも、水を取り上げることはしません。吐くと脱水になりやすく、水を止めると脱水がひどくなります。
見守りカメラで確かめること
- 出かけてすぐにつらいサインが出ていないか
- サインがどのくらい続くか
- 落ち着いて横になって休めているか
- 置いたごはんを食べているか
留守中に起きる行動の問題は、録画やカメラでの見守りがいちばん確かな調べ方です。行動の問題を診断するときにも、治療の効果を確かめるときにも使われます。犬の様子を撮った動画は、獣医師が正確に診断する助けにもなります。
カメラで確かめるのは、サインが出るか・どのくらい続くか・休めているか・食べているかの4つです。
出かけてすぐにつらいサインが出ていないか

不安による反応のほとんどは、ひとりになって最初の40分以内に起きます。サインがいちばん強く出やすいのは、出かけてから15〜30分の間です。
留守番に問題のある犬は出かけて平均3分ほどで鳴き始め、平均7分ほどで物を壊し始めます。サインは支度の間から始まることも多いので、出かける前から録画しておくと支度のときの様子も残せます。
最初の40分で見るのは、鳴く・遠吠えする・部屋を歩き回る・ドアの方を向き続ける・震える・ハアハアする・よだれを垂らすといった様子です。出かけて数分から30分のうちにつらいサインが出るかどうかが、留守番がつらいかどうかを見分ける手がかりになります。
サインがどのくらい続くか

留守番がつらい犬のサインは、時間とともに中身が変わります。鳴き声は出かけた直後がいちばん多く、時間がたつと部屋を歩き回ったりドアの方を向き続けたりする行動が目立ってきます。鳴きやんでも、歩き回りやドアへの注目が続いているなら落ち着いたとは言えません。
ぐるぐる回る・歩き回るといったストレスで出る行動は、ふつうすぐにおさまります。ストレスのもとがなくなれば消える行動なので、何度も繰り返したり長く続いたりするなら不安が続いているしるしです。
留守番が平気な犬は、30分の留守でも4時間の留守でも留守中の過ごし方が変わりませんでした。留守が長くなるにつれてサインが増えたり帰るまでずっと続いたりするなら、留守番が平気な犬の過ごし方とは違います。
留守番がつらい犬はひとりにされるたびに不安に敏感になり、治療も難しくなります。サインが何分続くかを録画で確かめておくと、留守番の長さを決める目安にもなります。
落ち着いて横になって休めているか

落ち着きがなく休めないことも、留守番がつらいときのサインの一つです。部屋の中を行ったり来たりしたり伏せてもすぐに立ち上がったりして、横になったまま過ごせません。
伏せていても、頭を上げて周りを警戒しているのと頭を床につけて休んでいるのとでは違います。留守番が平気な犬6頭の研究では、休んで伏せている時間が43%で警戒して伏せている時間は21%でした。どちらの割合も、飼い主が出かける前と帰った後の時間を含んだ数字です。
録画で見るのは、横になっている時間の長さと横になったまま頭を床につけて休めているかどうかです。伏せたまま頭を上げてドアの方を見続けているなら、まだ休めていません。
置いたごはんを食べているか

強い不安を抱えた犬は、飼い主が留守の間はふつう何も食べません。ごはんやおやつだけでなく食べ物を詰めたおもちゃにも口をつけないのが、留守番がつらいときのサインです。
家にいるときは喜んで遊ぶおもちゃを、留守中には使わないこともあります。飼い主がいるときと留守中とで同じおもちゃへの反応が違うなら、留守中に不安を感じているしるしかもしれません。
食べ物を詰めて食べ終わるまで20〜30分かかるおもちゃを、出かけるたびに与える方法があります。ひとりの時間をよい時間と結びつける方法ですが、効くのは軽い分離不安だけです。不安の強い犬は、おもちゃに口をつけないまま過ごします。
録画では、置いていったごはんやおもちゃに口をつけたかどうかと出かけてから何分後に食べ始めたかが分かります。帰ったときに残っているかどうかだけでは、食べられなかったのか後で食べたのかは分かりません。
見守りカメラならSwitchBotがおすすめ

- 首振りで部屋を見回せる
- 暗い部屋でも映せる
- 動くと通知が届く
- 録画の残し方を選べる
- 部屋の温度も同じアプリで見られる
- もっと細かく映したいなら上位モデル
留守中のサインを確かめるには、部屋のどこにいる犬も映せて録画を見返せるカメラが向いています。SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPは、首振り・暗い部屋での撮影・通知・録画の4つがそろった室内用のカメラです。
スマホのSwitchBotアプリで映像を見たり録画を見返したりします。同じアプリで部屋の温度も見られるので、留守中の犬の様子と部屋の暑さ寒さをまとめて確かめられます。家のWi-Fiは2.4GHzにだけつながります。
首振りで部屋を見回せる

犬は留守中もずっと同じ場所にいるわけではありません。向きが固定されたカメラだと、犬が画面の外へ動いた時点で見えなくなります。
SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPは、レンズが左右に360°・上下に115°回ります。外出先からアプリでカメラの向きを変えたり、画面を拡大したりできます。動く犬を見つけると自動で追いかけて録画するので、部屋の中を歩き回る様子も途中で切れずに残ります。
留守番がつらい犬のサインは、ドアや窓のまわりに出やすくなります。部屋全体と出入り口の両方が映る位置に置くと、サインを見逃しにくくなります。
暗い部屋でも映せる

留守中は照明を消している家も多く、夕方以降は部屋が暗くなります。暗い部屋で映らないカメラでは、暗くなってからのサインを確かめられません。
SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPは、常夜灯や街灯の明かりくらいの薄暗い部屋でもカラーで映せます。真っ暗な部屋では赤外線の暗視に切り替わり、白黒で映します。
動くと通知が届く

何時間もの録画を最初から全部見るのは大変です。犬が動いたときにスマホへ通知が届くカメラなら、動きがあった時間だけを見に行けます。
SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPはAIで動きや人の形を見分けて録画を始め、アプリと登録したメールに通知を送ります。出かけてから最初の40分に通知が続けて届くなら、最初の40分の録画を見るとサインが出ていないかを確かめられます。
録画の残し方を選べる

録画をあとから見返せることが、留守中のサインを確かめるには欠かせません。ライブの映像だけでは、見ていなかった時間の様子が分かりません。
SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPは、録画をカメラに差したmicroSDカードとクラウドの両方に残せます。microSDカードは別売りで、月々の料金はかかりません。クラウドは月額のサービスで、30日間の無料体験があります。クラウドには過去30日分の映像が残り、スマホからいつでも見返せます。
部屋の温度も同じアプリで見られる

カメラの映像だけでは、部屋が暑いか寒いかは分かりません。ハアハアと息が荒いときに部屋が暑くないかを確かめるには、温度も一緒に見られると安心です。
SwitchBot ハブ2
は温度と湿度のセンサーが付いていて、SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPと同じSwitchBotアプリで部屋の温度を見られます。エアコンのリモコンの代わりにもなるので、部屋が暑ければ外出先からエアコンを入れられます。
SwitchBot ハブ2の使い方は、犬の寒さ対策 留守番中のエアコンは何度でつけっぱなしにするかの記事にまとめています。
もっと細かく映したいなら上位モデル

犬の表情や口のまわりのよだれまで細かく見たいなら、上位モデルのSwitchBot 見守りカメラ Plus 5MPがあります。500万画素で、SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MPの300万画素より細かく映せます。
暗い部屋で使う赤外線は目に見えない種類なので、映像が赤くなったりライトがまぶしかったりしません。録画は最大256GBのmicroSDカードに入り、最長42日間続けて撮り続けられます。
サインは帰ってからでは気づきにくい
- 部屋に跡が残らないサインが多い
- つらい時間は出かけた直後に集まっている
- 出迎えの様子では分からない
ひとりの留守番をつらく感じている犬は10頭中8頭いるという研究があります。ところが留守番がつらい犬の半分は目立つサインを出さないので、飼い主は見逃しやすくなります。
留守番がつらい犬がいても、飼い主が助けを求めることは多くありません。分離に関わる行動のある犬75頭のうち飼い主が相談したのは6頭だけで、獣医師に相談したのは2頭だけでした。平気そうに見える犬でも、ときどき留守中の様子をカメラで確かめると隠れたサインに気づけます。
部屋に跡が残らないサインが多い
留守番のつらさは、ふだんは壊れた物や近所からの苦情といった、あとに残る手がかりで見つかります。行動のほとんどが飼い主の留守中に起きるので、目で見て確かめることができないためです。
動画で記録すると、跡の残らないサインが見えてきます。部屋を歩き回る・ハアハアする・口のまわりをなめる・体を震わせる・同じ動きを繰り返すといったサインです。どれも、帰ってから部屋を見ても何も残っていません。
物を壊したり粗相をしたりする犬なら、帰ってすぐに気づきます。静かなサインしか出さない犬は帰ってから見る部屋がいつもどおりなので、留守番がつらいことに気づかれないまま過ごしています。
つらい時間は出かけた直後に集まっている
留守番がつらい犬の行動は、飼い主が出かける前か出かけてから数分〜30分のうちに始まります。飼い主が家を出てすぐの、いちばん見えない時間にサインが集まっています。
飼い主が見られるのは、出かける前の支度の間と帰ってきてからの様子だけです。つらさがいちばん強く出る最初の時間は、何時間かの留守番のうち飼い主が決して見られない時間です。
最初の時間に鳴き続けていても、飼い主の耳には届きません。留守中の鳴き声は、近所の人から聞いて初めて知ることも多いサインです。
出迎えの様子では分からない
帰ったときにしっぽを振って喜んで出迎えてくれても、留守中が平気だったとは限りません。留守番が平気な犬を録画した研究では、2時間以上の留守のあとは30分の留守のあとより出迎えが増えました。ところが留守中の過ごし方には、留守の長さによる差がありませんでした。
出迎えの大きさは、留守中のつらさではなく留守の長さを表しています。反対に留守番がつらい犬は、帰宅したときの出迎えが大げさになりやすくなかなか落ち着きません。何年も会っていなかったかのような喜び方は、留守番のつらさのサインの一つです。
帰ったときに頭を下げて耳を後ろに倒し、しっぽを足の間に入れている犬もいます。飼い主には反省しているように見えますが、叱られたときの犬が見せる姿勢です。反省の顔に見えるからといって、留守中にしたことを分かっているわけではありません。
留守番が平気な犬の過ごし方
- ほとんど伏せて過ごす
- 頭を床につけて休んでいる
- 玄関の近くにいることが多い
- 歩き回ることはほとんどない
- 鳴いたり吠えたりはほとんどしない
留守番が平気な犬の過ごし方は、家での留守番を録画した研究で分かっています。スウェーデンの研究では、留守番に慣れていて問題のない12頭を自宅で録画しました。30分・2時間・4時間の3通りの留守番を撮り、出かける10分前から帰った10分後まで2台のカメラで記録しています。
12頭のうち、鳴き続ける・物を壊す・粗相をする・歩き回る・よだれを垂らす・震えるといった留守番がつらいときの行動を見せた犬は1頭もいませんでした。心拍数も、留守の長さで変わりませんでした。
ほとんど伏せて過ごす
留守番が平気な犬は、留守中のほとんどの時間を伏せて過ごしています。留守の長さが変わっても、伏せている時間はほとんど変わりませんでした。
| 留守の長さ | 伏せていた時間 | 頭を床につけて休んでいた時間 |
|---|---|---|
| 30分 | 92% | 79% |
| 2時間 | 97% | 91% |
| 4時間 | 95% | 85% |
ほかの研究でも結果は同じです。4〜9時間半の留守番で、犬が伏せていた時間は95%でした。ほかの犬と一緒に留守番をした犬でも、伏せていた時間は83%ほどでした。
問題のない犬30頭を90分の留守番で録画した研究では、90分のうち54分ほどをじっとして動かずに過ごしていました。子犬でも動き回るのは1時間半の留守番の初めだけで、残りは77%の時間をじっとして過ごしていました。
頭を床につけて休んでいる
伏せている時間の多くは、頭を床につけて休んでいる時間です。留守番の時間のうち、8〜9割は頭を床につけて休んでいました。
伏せたまま頭を上げて周りに耳を立てている時間は、留守番全体の1割前後でした。留守の長さが変わっても、休み方に差はありませんでした。
休んでいる間に、あくびをしたり口のまわりをなめたりすることはあります。問題のない30頭のうち口のまわりをなめた犬は17頭で、回数は8回ほどでした。あくびをした犬は10頭で、回数は3回ほどでした。ときどきのあくびや口なめだけでは、留守番がつらいとは言えません。
玄関の近くにいることが多い
留守番が平気な犬も、玄関のあたりで過ごす時間が長くなります。留守番の時間の50〜60%を玄関のあたりで過ごし、約40%は玄関のドアから2m以内にいました。
玄関の近くにいる時間は、留守番がつらい犬と平気な犬とで差がありませんでした。ほかの犬と暮らすオスの犬は、玄関のドアのそばにいることが多いという研究もあります。
玄関のそばにいるだけでは、留守番がつらいとは言えません。見分けるのは、玄関のそばで落ち着いて伏せているかドアをかんだりひっかいたりしているかです。
歩き回ることはほとんどない
留守番が平気な犬は、部屋の中を歩き回ることがほとんどありません。12頭の研究で伏せていなかった時間は、留守番全体の3〜8%だけでした。
90分の留守番を録画した研究では30頭のうち22頭が一度は動きましたが、動いていた時間は平均1分ほどでした。部屋の中を探る時間は30秒ほど、遊ぶ時間は4分ほどです。ふだんの留守番を録画した77頭の研究でも犬の動きは少なく、留守の長さで変わりませんでした。
ほかの犬と暮らす家の犬は、一頭で暮らす犬より留守中によく動いていました。動きの差がいちばん大きかったのは、ひとりになって最初の1時間でした。
鳴いたり吠えたりはほとんどしない
留守番が平気な犬は、留守中にほとんど声を出しません。12頭の研究では、鳴き続ける犬は1頭もいませんでした。
90分の留守番を録画した30頭では、クンクン鳴いた犬が4頭・遠吠えをした犬が3頭・吠えた犬が3頭でした。ほかの研究でも、吠える・遠吠えをするといった行動は見られませんでした。77頭の研究でも声を出すことは少なく、留守の長さで変わりませんでした。
77頭の研究では、ほかの犬と暮らすオスの犬がよく声を出していました。一緒に暮らす犬がいても、クンクン鳴きは減りませんでした。
サインが見られたら動物病院に相談する
- まずはかかりつけの動物病院に相談する
- 行動診療では動画も使って調べる
- 行動の問題を診る獣医師がいる
カメラで留守番がつらいサインが見られたら、飼い主だけで何とかしようとせず動物病院に相談するのが近道です。体の病気が原因になっていることもあり、留守番のつらさは治療で軽くできます。
まずはかかりつけの動物病院に相談する
最初の相談先は、ふだん診てもらっている動物病院です。行動の問題を診るときは、まず体の病気が隠れていないかを調べることが欠かせません。
とくに痛みは、行動の問題の大きな原因になります。行動の専門の獣医師が診た犬を調べた研究では、28〜82%の犬に痛みのサインがありました。痛み・かゆみ・病気・体の不快感は、どれも犬を不安になりやすくします。体の病気が、留守番のつらさを生んだり強めたりすることもあります。
留守番のつらさと同じ様子を見せる病気はいくつもあります。震えなら中毒や血液のカルシウム不足があり、ハアハアなら熱中症や心臓の病気があります。吐くなら胃腸の病気も考えられます。かかりつけの獣医師は、体の病気かどうかを先に確かめられます。
行動を専門に診る大学の動物病院には、かかりつけの動物病院を通して予約する所もあります(東京大学附属動物医療センター)。かかりつけの獣医師に相談しておくと、専門の病院につないでもらえます。
行動診療では動画も使って調べる
行動の問題の診察では、飼い主から話を聞くだけでなく犬の行動を撮った動画も調べます。東京大学の行動診療科では、行動のカウンセリングと行動の観察に加えて動画から行動を分析しています。必要なら内科や外科と一緒に、MRIや脳波の検査もします。
留守中の行動は、病院の診察室では見られません。見守りカメラの録画を持っていくと、留守中に出たサインの種類と始まった時間と続いた長さを獣医師に見てもらえます。
困った行動の原因が恐怖や不安なのか体の病気なのかを見分けたうえで、治療が決まります。体の病気には、痛みを伴うけがや病気のほか脳や神経の病気も含まれます。治療は、行動を変えていく練習・薬・手術を組み合わせて進めます。
行動の問題を診る獣医師がいる
犬の不安や恐怖などの行動の問題を専門に診る獣医師がいます。日本獣医動物行動学会は、行動の診療に詳しい獣医師を「獣医行動診療科認定医」として認定しています。学会のホームページには、行動診療をしている動物病院の地域別の一覧があります。
学会は、認定医と連携しながら問題行動の予防や早めの対応をする獣医師を「プラクティショナー」としても認めています(日本獣医動物行動学会)。近くに認定医がいない地域では、プラクティショナーのいる動物病院も相談先になります。
大学の動物病院では、東京大学の附属動物医療センターの行動診療科が留守番中の吠えや物を壊す行動も診ています。日本獣医生命科学大学の付属動物医療センターの行動治療科は不安行動や恐怖症を診ていて、紹介状がなくても予約を受け付けています(日本獣医生命科学大学)。
行動の問題の治療には、数か月から年単位の時間がかかります。治療の間も、パニックになる犬をひとりで留守番させないことが大切です。ペットシッターや犬の預かり、動物病院での預かりを使う方法があります。家に来て散歩や世話をしてくれるペットシッターは、家を空ける日に犬の散歩を頼めるペットシッター97件を都道府県から探すの記事で探せます。


