犬を飼いたいけど、どこから購入したり譲ってもらったら良いのか?
飼いやすい犬の選び方などいろいろ疑問がわいてくると思います。
飼い始める前に思い描いていた理想の犬と違っても、いったん飼い始めたらその犬の面倒を最期まで見なければいけません。
犬を飼って後悔しないように慎重に犬を選ぶ事と、覚悟を持って飼わなければいけません。
穏やかで問題行動が少ない犬の選び方
これから紹介するのは私自身が感じた犬の選び方であり、すべての犬に当てはまるとは限りません。
基本は子犬を対象にしています。以下の選び方でほぼ間違いはないと自負しています。
重要度が高い順になっています。
1位 抱っこをしても嫌がらない犬(抱っこ中もおとなしい)
犬を譲ってもらう時には絶対に抱っこをしてみましょう。
抱っこをされておとなしい子犬は成犬になっても穏やかで人懐っこくなります。
その他、抱っこをすることで犬の毛並みの状態、身体の温もり、肉付きの良さなどの情報が得られるので健康状態もおおよそ分かります。
健康状態が良く、おとなしい子犬は長生きしますので子犬を選ぶ時の抱っこは重要度が1番高いです。
抱っこを嫌がる子犬は、人に触られるのが苦手でとっさに噛みついたりしてしまう事もあります。
触られるのが苦手な犬は病院での治療や検査、その他さまざまな場面で苦労することが多くなります。
よほど犬の訓練に長けていれば飼えるかもしれませんが、自信が無ければ飼うことを辞めた方が良いでしょう。
2位 人間と目を合わせる。目が合っても直ぐにそらさない
家庭犬として子犬を選ぶ時は目を合わせてくる犬を選んだ方が良いです。
「犬と目を合わせるのは良くない」「犬が目を合わせるのは敵意がある」など言われていますが、人間に遊んでもらいたくて目を見る犬もいますし、愛情表現で目を合わせる犬もいます。
「噛む」という行為も同じで、「攻撃による噛む」もあれば「遊びで噛む」という両方の「噛む」があります。
子犬が人間の目を見るのは敵意ではなく、単純に人間に興味があるからです。
人間の目を見る子犬は飼い主に依存し、散歩をしていても飼い主の存在が近くにあるのか常に意識してくれます。
飼い主に注目してくれる犬は自分勝手に行動することも少ないので散歩や、一緒に生活するうえで非常に飼いやすいです。
外部に対して好奇心が低く、どちらかというと内向的で犬の名前を呼べば飼い主の方を向いてくれます。
反対に、人間が目を見るとプイっと横を向いて目をそらす子犬がいます。
こういった子犬は自我が強く自分の身は自分で守り、精神的に強いタイプの犬です。
目を合わせない犬が飼いにくいという事はありませんが、自分勝手な行動をする犬になります。
自分勝手な行動とは例えば、散歩は犬が主導になって行きたいところに行く、他の犬を見れば警戒して吠えるなどがあります。
こういった犬は頭も賢く、好奇心が旺盛なので飼い主が犬を注目しなければいけなくなります。
犬と人間の主従関係が逆にならないように気を付ける必要があります。
3位 場所を問わずどこでも寝る犬
どこでも寝れる犬は人間社会に溶け込み、安心しているからできるので野生感がありません。
上記のタイプで言えば「人間と目を合わせる犬」はどこでも寝ようと思えば寝てしまいます。
飼う前の段階ではどこでも寝れる犬かどうかはあまり知ることができませんが、抱っこしてるだけで寝ちゃってしまう犬ならその子犬を選ぶと良いでしょう。
4位 身体のどの部分を触っても抵抗しない(特に口、足のつま先)
犬は、触られて嫌がる部分があります。主に口、耳、足のつま先です。
こういった部分を触られても平気な子犬は攻撃性がないので、家庭犬としてピッタリです。
身体のどの部分を触っても抵抗したり嫌がらない犬を選べば、病院での検査や治療に苦労しません。
また、家庭で犬を洗ったり乾かしたりする時も抵抗しないのでスゴク楽に洗えます。
5位 遊んでいるオモチャに触ったり、取り上げても怒らない犬
独占欲が無くて友好的な犬なので飼いやすいです。
訓練や成長の過程で友好的になれるのでこの辺は参考程度で構わないと思います。
どんなブリーダーから犬を譲ってもらうかも重要
ブリーダーには
・ビジネスとして利益を追求するブリーダー
・犬のショーや犬が好きで、利益を追求しないブリーダー
の二つのタイプがいます。
犬を譲ってもらうなら利益を追しないブリーダーから購入する
利益を追しないブリーダーは犬に関する知識が深く、購入した後も飼育に関するアドバイスや犬が病気になった時の相談に真剣にのってくれます。
犬を飼う前に、自分でいろいろしつけや飼い方の勉強をしてあっても、いざ飼ってみると思ったとおりにウマくはいきません。
私自身も犬を飼った後に、世話が思ったようにできませんでした。
そのたびに、譲ってもらった訓練所の所長に電話をしたりメールをしたりしてアドバイスをもらっていました。
本当に心強かったのを今でも覚えています。
そしてもう一つ重要なポイントがあります。
それは、繁殖している犬種が1~2種類だけを専門にしている事です。
犬種が少なければ必然的に犬の数が少ないので犬舎の管理が行き届いています。
犬舎の衛生面が良く、それぞれの犬の健康や世話がしっかりできているので安心です。
保健所から譲ってもらう
保健所にもよりますが、訓練士がボランティアで飼育しやすいように犬の訓練をしてくれてある場合があります。
トイレのしつけ、散歩のしつけ、人や犬に吠えないなどの訓練ができているのでとても飼いやすいでしょう。
飼育に関する質問も保健所に問い合わせても詳しいひとがいれば対応してくれます。
そういった面から保健所から譲ってもらえると賢い犬に巡り合えることが結構おおいです。
犬を飼って「こんなはずじゃなかったのに」と後悔しないために、慎重に犬とブリーダーを選びましょう。