犬の酸素室で代表的なレンタル会社
会社名 | 特徴 | 料金目安 | 利用者の声・注意点 |
---|---|---|---|
オーツチャージ おすすめ | ・国内シェアNo.1 ・長期レンタルで圧倒的コスパ。 ・ケージ無料プランあり。 | 1日約440円(月額13,200円) | ・長期利用者多数。 ・効果実感・設置簡単との声が多い。 ・短期では割高。機器が重ため。 |
テルコム | ・獣医師や動物病院での信頼性が高く、老舗の業界大手。 ・設置・対応も丁寧。 | 月額18,000円~(プラン多数) | ・サポートや対応品質で高評価。 ・音が少し大きい ・料金はやや高め。 |
ユニコム | ・静音性が高く、即日配送にも対応。 ・購入・レンタルの両対応が可能。 | 1日約500円(長期契約時) | ・音が静か、配送スピードに満足との声。 ・ケージは別途購入が必要な場合あり。 |
ピコの手 | ・短期利用に特化。 ・1日単位でレンタル可能 ・関東圏は当日配送も。 | 1日約720円(長期時) | ・短期・即日対応で高評価。 ・総額はやや高め。 ・機種選びに注意が必要。 |
愛犬のための酸素室レンタル診断ツール
質問に答えて愛犬に最適な酸素室レンタル会社を見つけましょう。
診断結果
おすすめ1
ペットケア先進企業【オーツーチャージ】
株式会社オーツーチャージは、元々人間向けの酸素カプセル・濃縮器の製造を手がけていた企業が母体となっており、その高い酸素生成技術を応用して、ペット専用の酸素供給システム「オーツーチャージ」を開発しました。
特筆すべきは、家庭用でありながら最大90%という医療レベルに近い高濃度酸素を生成可能な点です。

同社の製品は、酸素ボンベを使わず、空気から酸素を分離・濃縮する技術により、安定して酸素を供給できます。初期費用なしでレンタル開始できるキャンペーンや、ペットと飼い主が同時に酸素吸入できる仕様など、利用者目線の設計が徹底されています。
医療機器に匹敵する性能を持ちながら操作性はシンプルで、在宅ケアを必要とする高齢ペットや呼吸器疾患を持つ犬に最適な製品を提供しています。
おすすめポイント
- 5万円相当の専用ケージが無料(中型犬まで利用が可能)
- 初期費用0円。かかる費用は毎月のレンタル料金(月額13,200円)のみ。
- 業界トップクラスの酸素流量(15L)。大きめの犬にも対応可能
- 電源スイッチを入れるだけで利用可能。設定も簡単で初心者向け
- 90%以上の高濃度酸素を瞬時に供給
- ペットだけでなく人が使用できる専用アタッチメント付属
注意点
- 慣れていない場合は急に閉じ込めず、慣れるまで徐々に慣らす
- 解約は「契約満了1か月前まで」連絡しないと自動更新で解約金がかかる
酸素のプロがペットの健康状態を詳しくヒアリング
今日から“安心できる呼吸”を
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おすすめ2
酸素供給の老舗企業【テルコム】
テルコム株式会社は、創業者が50年以上にわたり人用酸素医療機器の開発に従事してきた歴史を持つ、専門性の高い企業です。この医療分野で培ったノウハウを活かし、獣医療の現場でも活用できる「酸素ハウス」シリーズを開発しました。

同社の最大の強みは、安全性に配慮した独自構造のケージにあります。酸素濃度の維持だけでなく、ペットの呼吸によって発生する二酸化炭素(CO₂)を効率よく排出する設計がなされており、これは特許取得済みの技術です。
製品はシンプルな操作系統で、電源を入れるだけで酸素供給が始まり、ケージにホースを接続するだけという手軽さながら、動物病院などでも多数採用されており、専門家からの信頼性が非常に高い企業です。
おすすめポイント
- 高流量の酸素+二酸化炭素効率排出で安全性重視
- 歴史が長く、動物病院にも高く評価され導入多数
- 引っかき・舐めても安心、酸素濃度の保持力が高いケージ
- ホース接続とスイッチONだけのシンプル設計
注意点
- キャンセル・解約や期間途中の返却条件など、契約前に細部まで確認必須
- ケージが大型かつ丈夫なPET樹脂製であるため、ある程度スペースが必要
在宅ケアを酸素でサポート
おすすめ3
幅広いペットに対応【ユニコム】
株式会社ユニコムは、20年にわたって酸素供給システムの製造とレンタルに携わってきた企業です。特徴的なのは、犬や猫だけでなく、ウサギ、フェレット、ハムスター、モモンガなどの小動物まで対応した設計とサービス体系です。

同社の酸素室は、小型・軽量で持ち運びも可能。酸素濃度は30〜40%前後を安定して保てる設計で、在宅治療が必要なペットにとって安心感のある構造です。
酸素濃縮器とケージの単品販売もあり、必要に応じた構成を選べる自由度が利用者に好評です。
おすすめポイント
- 犬の体重・サイズに応じて機種が選べる
- 初回は基本料+1カ月レンタル料、2カ月目からはレンタル料のみ
- ケージ・濃度計などオプションも選べる
- 「ミニ1000」は軽量・車での使用OK。
注意点
- 機種のサイズを間違えると十分な酸素供給ができない恐れあり
- 初回は基本料+レンタル料がかかるため、短期利用は割高になる
自宅で手軽に酸素室
おすすめ4
実用性重視【ピコの手】
株式会社ピコの手は、比較的新しい会社ながらも、ペットの在宅医療に特化した酸素室レンタルサービスを展開しています。短期使用のニーズに応えるため、日額制レンタルに対応し、初回無料キャンペーンや即日発送など、スピード感と柔軟性を持つ点が特徴です。

同社が提供する「ピコの手」サービスでは、酸素濃縮器、ケージ、酸素濃度計、湿度計、加湿瓶、マスクなど、必要な器具を一式で提供するオールインワンパッケージを採用。専門的な知識がなくてもすぐに治療環境を整えられる点が高く評価されています。
おすすめポイント
- ボタン一つで操作、初めてでも安心
- 短時間で約30~50%の酸素濃度へ上昇。ペット用酸素室として十分な性能
- ケージ内の酸素濃度や温度を計器で常にチェックできる
- 1日単位レンタルなど、短期利用・フレキシブルな対応が可能
注意点
- 機種のサイズを間違えると十分な酸素供給ができない恐れあり
- 本格的な温湿度調節機能はないので、環境管理は利用者の工夫が必要
呼吸がもっと楽になる
それぞれ一長一短があるため、ペットのサイズ・症状・予算・使用期間で最も合うものを選ぶことをおすすめします。
犬に酸素室が必要な理由
- 楽に呼吸できるようにするため
- 体に酸素が足りなくなるのを防ぐため
- 手術後や病気のときに、回復を助けるため
理由1
楽に呼吸できるようにするため
犬が呼吸困難になると、それだけで体に大きな負担がかかります。高齢の犬やフレンチブルドッグ、パグなど短頭種は、気道が狭かったり呼吸器の構造上問題があったりして、元々呼吸がしづらい傾向があります。
呼吸が苦しくなると、全身の筋肉を使って必死に空気を取り込もうとします。これは非常にエネルギーを消耗する行為で、結果的に体力が削られ、症状がさらに悪化するという悪循環に陥ります。
酸素室は、室内の酸素濃度を通常より高く保つことで、最低限の力で十分な酸素を取り込める環境を作ります。
喘息や肺炎、喉頭麻痺などの病気によって呼吸が物理的にしづらくなっている場合も、酸素室が補助的な肺の代わりになります。酸素室は命をつなぐ装置といえます。
理由2
体に酸素が足りなくなるのを防ぐため
心臓や肺の病気になると、体の中に酸素をうまく取り込めなかったり、取り込んだ酸素を全身にうまく送ることができなかったりします。これは、低酸素血症と呼ばれる状態で、血液中の酸素濃度が低くなり、細胞が正常に働けなくなります。
特に脳、腎臓、心臓などの重要な臓器は、酸素が不足すると短時間でもダメージを受けやすくなります。
酸素室を使えば、吸い込む空気中の酸素濃度を高めることができるため、肺の機能が多少落ちていても、より多くの酸素を血液に取り込むことができます。
例えば僧帽弁閉鎖不全症などでは、血液の循環が悪くなり、肺に水がたまって呼吸が苦しくなることがあります。このような状態では、酸素を効率よく吸収できず、体全体が酸欠状態になります。
酸素室はこうした病気の犬が少しでも楽に呼吸でき、酸素不足にならないようにする重要な手段となります。
理由3
手術後や病気のときに、回復を助けるため
手術後や重い病気にかかったとき、犬の体は傷を治し、弱った臓器を回復させようとします。この過程では、細胞がエネルギーを作り出すために大量の酸素を必要とします。酸素が十分に届かなければ、治癒も遅れ、免疫の働きも弱まります。
こうした状態の犬は、麻酔や痛み、体力の低下によって呼吸が浅くなりやすく、肺の働きも一時的に弱まります。その結果、酸素の取り込みが不十分になり、血液中の酸素濃度が低下します。
酸素室を使えば、呼吸が弱くても効率よく酸素を取り込むことができ、体の回復をしっかり支えることができます。傷の治りが早くなり、合併症のリスクも減ります。
犬用酸素室のレンタルと購入の違い
基本的な酸素を供給するという機能に関しては、レンタルも購入も大きな差はありません。
「犬が呼吸しやすくなる」「血中の酸素濃度を上げる」という本質的な目的はどちらも果たせるという意味で、機能的な違いはほぼないと言えます。
ですが、同時に実際に手に入る機器の性能や品質には差が出ることがあります。少し詳しく言うと
酸素室の基本構造や仕組みは同じ
どちらも「密閉された空間(ケージ)に、酸素濃縮機で高濃度の酸素を送り込む」仕組みで動いています。これは市販品でもレンタル品でも同じです。
手に入る機種・性能に差がある
たとえば、レンタルでは業者が医療用グレードの高性能な酸素濃縮機やケージを提供することが多く、これを個人で購入しようとすると非常に高額になります(30万円〜50万円以上もありうる)。
一方、購入用として一般に流通している製品は、コンパクトで家庭向けに設計されており、性能は必要十分でも、業務用と比べると出力や耐久性で劣ることがあります。
価格差が実際の「使いやすさ」や「安全性」に影響する
酸素濃度の安定性、音の静かさ、温湿度管理のしやすさ、濃度モニターの有無など、細かい部分では性能の差が出ることがあるので、体力の弱った犬や重症の犬では、わずかな違いが治療結果に影響する可能性もあります。
- レンタル
-
- 主に短期利用(数日~数カ月)でお得。
- 月額利用料+初期費用が必要だが、長期(半年~1年超)になると総額は高くなりやすい。
- 利用が不要になればすぐ返却でき、処分や保管の手間がかからない。
- メンテナンスや故障時の対応も業者が行う。
- 急な在宅ケアや動物病院からの指示で利用するケースが多い
- 購入
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- 初期費用は高額だが、長期間(半年~1年以上)使う場合は総費用が安くなる場合がある。
- 常に自宅に置けるので、急な悪化や繰り返し使うペット、多頭飼いに向く。
- メンテナンスや修理は原則自己負担。
- 機器の保管スペースが必要
レンタルは短期使用、購入は長期使用
たとえば、手術後の一時的な呼吸補助や急な呼吸不全のケアなど、数日から数週間だけ必要になるケースではレンタルが適しています。必要なときにすぐ借りられて、不要になったら返却できるため無駄がありません。
一方で、心臓病や気管虚脱、肺疾患などの慢性病で定期的に酸素室を使用する場合は、レンタルだと費用がかさみ続けるため、長い目で見れば購入のほうが合理的です。特に高齢犬で持病が長引く場合、常設できる購入型が安心です。
レンタルは初期費用が安い、購入は初期費用が高い
レンタルの場合、初期費用(契約料や設置料)は比較的安く抑えられ、月額1〜2万円前後で借りられることが多いです。ただし、数か月以上使い続けると総額が大きくなり、購入価格を上回る可能性があります。
購入の場合は、最初に10万〜30万円程度の費用がかかりますが、以降の維持費はフィルター交換や電気代など限定的です。数か月以上使う予定があるなら、購入のほうが経済的になるケースが多いです。
購入は修理が自己負担になる
レンタル契約には多くの場合、メンテナンス費用や故障時の交換対応が含まれており、機器にトラブルが発生してもすぐ代替機を手配してもらえる安心感があります。
呼吸器に不具合が生じたとき、対応スピードが重要になるため、この点は大きな利点です。
一方、購入品は保証期間が切れると、修理費用や部品交換が自己負担になります。修理のたびに時間と費用がかかります。
部品が高額なので購入型の酸素室は経済的な負担が大きくなりがちです。
犬用酸素室レンタル時のチェックポイント
犬用酸素室をレンタルする際の主なチェックポイントは、以下の通りです。
- ケージのサイズと犬の体格が合うか
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酸素室は、犬が「横たわれる」「丸くなれる」程度の余裕が必要です。体格に対して狭すぎると、ストレスが増すだけでなく、酸素がうまく行き渡らず酸素濃度にムラが生じることもあります。
また、圧迫感による不安行動が起こる場合もあるため、余裕をもったサイズ選びは基本中の基本です。体格に合わないと十分な効果や快適性が得られません。
- 設置スペースと使用環境
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酸素室は一般的に電源を使うため、専用のコンセントが必要です。また、酸素濃縮機の熱や音、室内の温湿度に影響されやすいため、直射日光が当たらない・通気がよい・静かな環境が望ましいです。
狭いスペースや騒音がある場所では、犬が落ち着かず逆効果になることもあります。
- レンタル会社のサポート体制
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酸素室を必要とする犬は「いつ急変してもおかしくない」状態であることも多いため、24時間対応の緊急連絡先や、万一の機器トラブル時の即時交換対応ができる業者は非常に信頼性が高いとされます。
また、獣医師との連携ができているか(必要時に機器の説明や調整ができるか)も確認すべきポイントです。
- 契約・返却・キャンセル規定
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急な病状の変化で酸素室が不要になったり、逆に延長が必要になったりすることもあります。
キャンセル時の返金規定、途中解約料、返却の際の送料負担、破損時の補償範囲など、細かい契約条件を事前に確認しておかないと、後々トラブルになることがあります。