ジャーマンシェパードを飼いたいけど、「シェパードって飼いやすいの?」「どこから譲ってもらってるの?」
日本ではあまりシェパードを飼ってる人がいないのでこういった疑問を持つ人は多いと思います。
ジャーマンシェパードはペットとして飼うよりも、警察犬や軍用犬など使役犬のイメージが強いです。
なので、飼いたいと思っても「飼っても大丈夫なの?」と飼うことに躊躇する犬種であることは事実です。
ジャーマンシェパードには2種類います
あまり知られていませんがシェパードには次の2種類が存在します。
・訓練系ジャーマンシェパード
・ショータイプのジャーマンシェパード
飼いやすいジャーマンシェパードはショータイプのほうです。
訓練系ジャーマンシェパードの特徴
訓練系のジャーマンシェパードは警察犬、軍用犬、麻薬捜査犬になる犬で、身体はショータイプの犬より小さいです。
警戒心が強く、日々の訓練を積み重ねて賢くなっていきます。
リーダーには服従しますが他人に懐くようなことはしないです。
懐くように訓練すれば懐きますが家庭犬として飼うとしたら、ハイレベルの訓練技術を必要とします。
犬の訓練や一緒に遊んだりすることが好きな飼い主さんには、訓練系のジャーマンシェパードは抜群に相性が良いです。
ただし、散歩の時間や一緒に遊んであげる時間をたっぷり確保できない人にはむかないので訓練系のシェパードはあきらめましょう。
ショータイプのジャーマンシェパードの特徴
ショータイプのジャーマンシェパードは展覧会に繁殖されている犬です。
目の色や形、歯の噛み合わせ、被毛の色、歩き方、性格、全体のバランスや歩き方を審査しスタンダードな犬が上位になります。
身体は訓練系のシェパードより大きく、筋肉が発達しているので見た目は怖そうに見えます。
見た目とは裏腹に、正確は温厚で警戒心が低いです。
家庭犬として飼うには訓練系のシェパードほどハイレベルなしつけは必要ありません。
それでも、子犬の頃から人間の社会で生きていくうえで必要な教育をして、迷惑をかけないようにしなければいけません。
もう一つの注意点として、ショータイプのジャーマンシェパードは腰が弱く、股関節形成不全になりやすいです。
股関節形成不全になると歩行が困難になり、最悪歩けなくなってしまいます。
股関節形成不全は先天的になってしまう場合もありますが、後天的にもなり得る病気なので気を付けましょう。
股関節形成不全の予防策として、
・太らせない
・激しい運動はさせないこと
もし股関節形成不全の疑いがあったら動物病院で早めの治療が必要です。
ジャーマンシェパードはペットショップで販売されていない
ジャーマンシェパードがペットショップで販売されていることはほぼありません。
ジャーマンシェパードは遺伝的な病気がとても多い犬種なので、むやみやたらに繁殖させられません。
ブリーダーも血統書を確認し、さらには遺伝的な病気の有無を検査をしてから繁殖させています。
ジャーマンシェパードに多発するのが変性性脊髄症、てんかん、胃捻転、白内障、股関節形成不全、胃腸炎、骨肉腫、膵臓機能不全、進行性後躯麻痺、アトピー性皮膚炎です。
健康なジャーマンシェパードを譲ってもらったり購入するなら、ジャーマンシェパードを専門に繁殖しているブリーダーに問い合わせるのが確実です。
そして、どの犬種を購入するにも必ずブリーダーの犬舎に見学に行き、犬が暮らしている環境や実際に犬を確認しましょう。
インターネットで犬を探し、メールや電話だけのやり取りだけで買う犬を決めるのだけは厳禁です。
こういった購入は法律上でも違法行為になっています。
ジャーマンシェパードは病気の治療費に莫大の金額がかかります
私が飼っているベリーはショータイプのジャーマンシェパードです。
ベリーもそうですが、ショータイプのジャーマンシェパードは身体が弱く、病気にかかるといろんな病気を併発します。
健康に関しては医者を最も悩ます犬種で、一つの病気を治すと別の二つの病気を発症することも多々あります。
そうすると必然的に治療が長期間になり、治療費にかなりの金額を要します。
ちなみに、ベリーの治療は一度の通院に平均15000円ほどでした。
一週間に二回通うと30000円は超えていました。ときには、一カ月に10万円を超えることもあります。
それでも病気を治して元気になってもらいたいので、ジャーマンシェパードの特にショータイプを飼う際は医療費も念頭にいれて飼う必要があります。
ジャーマンシェパードの魅力
ジャーマンシェパードの魅力は飼い主の気持ちを理解しようとし、期待に応えようと思考ができる唯一の犬だと思っています。
飼い主に叱られても天真爛漫なラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバーにもかわいいですが、そういった犬種とは違い、叱ると悲しそうにして静かになってしまうジャーマンシェパードも他の犬種には無い魅力がたくさんあります。
私が行っている動物病院の先生の話によると、一度シェパードを飼った人は次に飼う犬もシェパードにする人が多いと言っていました。
私が飼っているジャーマンシェパードも二頭目です。